◆2018.09.25(火) 九月、十五夜



    めっきり涼しくなり 今年の酷暑は何処へやら。
    秋の夜長に そっと窓を開け 見上げたそこには
    煌々と輝くお月さま。

    縄文時代からつづく 月を愛でる古の習慣、
    とはいっても、豊作を祈って おだんごを作ることもなく
    今でもただ うさぎの餅つきが見えないか 目を凝らして
    眺めているだけの私ですが…(笑)
    それでも ため息が出るほどの神秘な美しさに 思わず
    手を合わせてしまいます。

    古来の人々は 月を神聖視しており 祈りや感謝など 
    心の拠り所として崇めていたというのも よくわかります。
    野口雨情の『十五夜お月さん』 切なく心が痛む詩ですが、
    儚げな少女の願いを お月さんに祈っている そんな
    時代風景が感じられ、 うさぎの餅つきだけを
    連想していた私は ある意味 
    幸せな時代に生まれてきたなあ…、と思います。

    そして今日、月旅行を可能とする時代、このギャップを
    どう捉えていいのやら…。私の中では まだまだ 
    月に微かに映るうさぎの餅つきを夢みていたい 
    そんな十五夜です。

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