◆2018.05.03(水) 五月、ツツジの頃



  風香る五月、街の風景も一気に鮮やかになり、
  そんな周りの景色に、私も目を奪われる毎日です。

  この時期、見頃の花といえば、ツツジ‥。今年は
  この陽気から、桜と同様、開花は一週間ほど早かったようです。
  日本で身近に親しまれてきたツツジは、
  晩春の花として季語にもなり、古くからアジアに分布‥、 
  最も古いものは1000年に及ぶということです。

  先日 あまりの鮮やかな色彩が目に飛び込み、
  思わず写真をパシャリ。ツツジ色、アザレア色とまで言われ 
  代表的な赤紫をはじめ、ピンク、白、オレンジ‥。 
  そのカラフルな色彩と表情は様々で
  実に多くの種類があることを 先日、ようやく知りました。



  これまでツツジにあまり関心がなかった私。 
  それは公園や道路、庭先に当り前に咲いていたから。
  小学生の頃、花を採っては蜜を吸いながら下校していたことを
  思い出し、周りに人がいない時に、そっと吸ってみました。
  残念ながら、昔のような甘さはあまりなかったけれど、
  その余韻がほのかに甘酸っぱく感じたのは、
  気のせいだったのかなあ‥。でも、種類によっては有毒の
  ものもあるということが後でわかり、ヒヤリとしましたが‥。

  桜とはまた違い、枝ぶりは短く、見下ろした視線の先に
  健気に咲いている‥。それも、これほどまで鮮やかに
  一生懸命咲いているツツジに心打たれたり、癒されたりの‥、
  そんな一時でした。個人的には、満天星とも言われる
  ドウダンツツジが、特に気に入っています。釣鐘の穂先に、
  つぼ型の白く可愛い小花が遠慮がちに咲いている‥、
  思わず笑顔にしてくれる‥、そんなツツジです。

  さてさて、見頃のツツジ。そのバトンはこれから牡丹へと移り、
  私達をまた癒してくれる‥、季節の移り変わりを教えてくれる‥、
  そんな有難い花達です。


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